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レバノン、大規模な食料危機のリスク=首相

ロイター / 2020年5月21日 16時13分

 5月21日、レバノンのハッサン・ディアブ首相(写真)は米ワシントン・ポスト紙に寄稿し、同国が大規模な食料危機に見舞われる恐れがあるとの見解を示した。ベイルートで4月撮影(2020年 ロイター/Mohamed Azakir)

[ベイルート 21日 ロイター] - レバノンのハッサン・ディアブ首相は米ワシントン・ポスト紙に寄稿し、同国が大規模な食料危機に見舞われる恐れがあるとの見解を示した。

金融危機や新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、多くの国民が食料を購入できない状態に陥りかねないとしている。

同首相は、新型コロナを受けた各国の食料安全保障政策に警鐘を鳴らし、食料輸出を制限すべきではないと主張。米欧に中東を支援する緊急基金の設置を呼び掛けた。

対応を怠れば「飢餓が発生し、欧州に新たな難民が押し寄せ、地域がさらに不安定化する恐れがある」としている。

レバノンは新型コロナの流行前から深刻な金融危機に陥っていた。同国の通貨価値は外貨不足を背景に、昨年10月以降、半分以下に下落。インフレの進行と失業の増大に見舞われており、3月には国債がデフォルトに陥った。

首相によると、食品の輸入価格は年明けから2倍以上に上昇。同国は食料の半分以上を輸入に頼っている。

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