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JAL傘下のLCCジップエア、貨物専用で6月初就航 部品など空輸

ロイター / 2020年5月21日 18時46分

[東京 21日 ロイター] - 日本航空(JAL)<9201.T>傘下の格安航空会社(LCC)ジップエア・トーキョー(以下、ジップエア)は21日、貨物専用便として6月3日に初就航すると発表した。成田—タイ・バンコク線で週4往復する。当初は5月に旅客便としての初就航を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大でタイが日本からの入国を制限中で、延期を余儀なくされた。貨物は需要が高まっており、貨物専用での就航を決めた。

通常は旅客機も貨物スペースを使って物資を運んでいるが、世界各国の入国制限により、航空各社は旅客便を大幅減便。旅客機の貨物スペースが減った結果、航空貨物需要が逼迫している。JALも国際線を9割以上減便しており、旅客機を貨物専用として運航している。

ジップエアの貨物専用便では、成田から自動車・電子機器部品を、バンコクからは自動車・電子機器部品のほか、衣料品や生鮮品などを運ぶ。ジップエアが使用する米ボーイング 社製787—8型機は1度に約20トンの貨物を運ぶことができる。航空貨物の輸送単価は上昇しており、貨物専用便でも採算が取れるという。

ジップエアは成田空港を拠点とし、当初は今夏からまずタイ・バンコク、韓国・ソウルへの就航を計画していた。一般的なLCCはアジアなどへの短距離路線が中心だが、ジップエアは将来的に欧米などへの中長距離路線の展開を目指しており、就航から2年での黒字化を狙っていた。

(白木真紀)

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