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米失業保険申請243.8万件、新型コロナの影響続く 受給総数も急増

ロイター / 2020年5月22日 1時4分

米労働省が21日発表した16日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は243万8000件となった。写真はアーカンソー州フェイエットビルで失業保険申請に並ぶ市民ら。4月撮影(2020年 ロイター/Nick Oxford)

[ワシントン 21日 ロイター] - 米労働省が21日発表した16日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は243万8000件となった。新型コロナウイルス流行を受けたレイオフの第2波が広がる中、申請件数は依然高水準で推移し、5月も雇用喪失が継続する可能性を示唆した。

前週の268万7000件(下方改定)からは24万9000件減と、7週連続で減少した。申請件数は3月28日終了週に過去最悪の686万7000件を記録した。

市場予想は240万件だった。

16日終了週は5月の米雇用統計の調査期間に含まれる。

MUFGの首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「米各州で経済活動が再開しているかもしれないが、全米の数百万人の労働者にとり労働市場は閉ざされたままとなっている。所得や支出の喪失は景気回復への著しい向かい風となる」と述べた。

3月21日以降の失業保険申請件数は約3860万件に達した。しかし、新型コロナ流行が理由でない失業やすでに再就職した人たちが含まれる可能性があるため、実情を反映しているかどうかを巡っては、エコノミストらは慎重な見方を示している。

9日終了週の失業保険受給総数は2507万3000件と、前週から252万5000件急増し、過去最高となった。

キャピタル・エコノミクスの首席米国エコノミスト、ポール・アシュウォース氏は、受給総数の急増について「多くの州でロックダウン(都市封鎖)緩和が始まっているものの、一時解雇されていた労働者の大規模な復帰につながっていない状況を示している」と述べた。

また、自営業者や単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」などに適用されるパンデミック失業支援(PUA)の2日終了週の申請件数は222万7000件だった。

*内容を追加しました。

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