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米国が凍結資産の利用認可 コロナ対策で=ベネズエラ野党指導者

ロイター / 2020年8月21日 15時43分

ベネズエラの野党は20日、国内の新型コロナウイルス対策に向け、米国内で凍結されているベネズエラ政府資金の利用を認められたと発表した。写真は、新型コロナウイルスが発生したカラカス市内の閉店時間帯の卸売り市場。7月31日撮影 (2020年 ロイター/Manaure Quintero)

[カラカス 20日 ロイター] - ベネズエラの野党は20日、国内の新型コロナウイルス対策に向け、米国内で凍結されているベネズエラ政府資金の利用を認められたと発表した。総額は明らかにしていない。

声明によると、利用可能になる資金の一部は、医療従事者約6万2000人に300ドルを支給するのに使われる見通し。野党指導者のグアイド国会議長はツイッターの生中継動画で、医療従事者は月額100ドルの支給を受けるための口座登録が可能になると述べた。

グアイド氏は4カ月前に医療従事者への支援策を発表していたが、凍結された資金はニューヨーク連銀に保管されているため、米財務省外国資産管理室(OFAC)の認可が必要だった。

グアイド氏は昨年、マドゥロ大統領が再選した2018年の選挙の不正を理由に暫定大統領の就任を宣言し、約50カ国が承認している。

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