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インド政府、全国民への新型コロナワクチン供給に向け作業中=首相

ロイター / 2020年10月21日 11時35分

 10月21日 インドのモディ首相は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)ワクチンが入手可能となった際に全国民に確実に供給できるよう、政府が迅速に作業を進めていると明らかにした。写真は8月15日、デリーで撮影(2020年 ロイター/Adnan Abidi)

[ムンバイ 20日 ロイター] - インドのモディ首相は20日、政府はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)ワクチンが入手可能となった際に全国民に確実に供給できるよう迅速に作業を進めていると明らかにした。

首相は国民に向けて短い演説を行ない、ヒンドゥー教の祝祭シーズンを前に、さらなる感染拡大抑制のためマスク着用と社会的距離(ソーシャルディスタンス)の規則を引き続き順守するよう求めた。

そのうえで、「政府は、ワクチンが入手できたらどのようにして可能な限り迅速に全国民に行き渡らせるかについても、作業を進めている」と述べた。

インドの感染は9月のピーク時から減少が続いており、20日には1日の新規感染者数が約3カ月ぶり低水準となった。

この日に確認された感染者は4万6790人、累計は約760万人と米国に次いで世界で2番目に多い。

この日の死者は587人で、累計は11万5197人となった。

専門家は、10月と11月半ばにあるヒンドゥー教の2つの祝祭に伴う休暇シーズンに向け、感染が増加する可能性があると警告している。

モディ首相は、「注意を怠る時ではない。新型コロナとの戦いにおいて油断は許されないということを、みなに記憶してほしい」と呼びかけた。

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