インテル、第4四半期決算は予想超え 今期も予想上回る見込み
ロイター / 2021年1月22日 7時22分
米半導体大手インテルは1月21日、第1・四半期決算が利益と売上高ともに市場予想を上回るとの見通しを示した。写真はPC向け新型チップ「タイガーレイク」。2020年1月、ネバダ州で撮影(2021年 ロイター/Steve Marcus)
[21日 ロイター] - 米半導体大手インテルは21日、第1・四半期決算が利益と売上高ともに市場予想を上回るとの見通しを示した。新型コロナウイルス流行に伴い家で過ごす生活へのシフトが進む中、パソコンやサーバー向け半導体需要が堅調な状況が続くと見込む。
第1・四半期の調整後売上高見通しは175億ドル、調整後1株利益見通しは1.10ドル。リフィニティブのIBESデータに基づくアナリスト予想平均はそれぞれ160億6000万ドル、0.93ドルだった。
同時に発表した第4・四半期決算も、売上高と調整後1株利益ともに、リフィニティブIBESデータの市場予想を上回った。
売上高は200億ドル、予想は175億ドルだった。調整後1株利益は1.52ドルで、予想は1.10ドルだった。
決算は米株市場の取引終了直前に発表され、インテル株は6.5%高で引けた後、時間外取引で約1.5%下げている。
第4・四半期のパソコン向け半導体事業の売上高は109億ドルで、ファクトセットのアナリスト予想の95億7000万ドルを上回った。
ここ数年のインテルの成長をけん引してきたデータセンター向け部門の売上高は61億ドルで、こちらもファクトセットのアナリスト予想の54億8000万ドルを上回った。
同社はまた、配当を5%引き上げた。
デービス最高財務責任者(CFO)はロイターの取材に対し、今年下半期には回路線幅10ナノメートル(nm)の半導体の生産量が14nmの半導体の生産を上回ると語った。インテルはこれまで、年内のどの時期に10nmと14nmの生産量が逆転するか示してこなかった。
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