中国競争当局、アリババやバイドゥに罰金 買収などの報告漏れ
ロイター / 2021年11月21日 9時31分
中国の国家市場監督管理総局は20日、電子商取引のアリババ・グループやJDドットコム(京東商城)、検索サイトの百度(バイドゥ)などに対し、過去の買収や提携43件に当局への報告漏れがあったとして罰金を科すと発表した。写真は8月撮影(2021年 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 20日 ロイター] - 中国の国家市場監督管理総局は20日、電子商取引のアリババ・グループやJDドットコム(京東商城)、検索サイトの百度(バイドゥ)などに対し、過去の買収や提携43件に当局への報告漏れがあったとして罰金を科すと発表した。最も古い案件は2012年までさかのぼる。
罰金額は1社につき最大50万元(7万8000ドル)で、2008年に施行された独占禁止法が定める上限。
ロイターはアリババとバイドゥ、JDドットコム、自動車メーカーの浙江吉利控股集団にコメントを求めたが、現時点で回答を得られていない。
中国政府は放任主義政策を転換、巨大なインターネットのプラットフォーマーへの締め付けを強めている。市場支配力を利用して競争を阻害したり、消費者の権利を侵害しているなどと主張している。
今回処罰された中で最も古い案件は、2012年によるバイドゥとその提携相手によるもの。直近のものはバイドゥと吉利による電気自動車の合弁設立だった。
位置情報サービスを手掛けるオートナビ・ホールディングスをアリババが買収した案件なども今回対象となったが、当局はいずれも競争を排除したり制限する影響はなかったとしている。
中国当局は昨年12月、アリババと騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が出資する閲文集団(チャイナ・リテラチュア)、深セン豊巣(ハイブ・ボックス)にそれぞれ50万元の罰金を科した。競争上の観点から、過去の案件を適切に報告しなかったとして罰金を科す初の事例となった。
この記事に関連するニュース
-
ボルボ、2030年までに「完全EV化」の目標を断念 EV市場の成長鈍化やEUの追加関税が逆風に
東洋経済オンライン / 2024年9月19日 19時0分
-
英ロータス系列のベンチャー「Lotus Robotics」、自動運転技術で日本市場へ進出
PR TIMES / 2024年9月19日 11時45分
-
PwC中国部門、6カ月の業務停止と罰金 中国恒大の監査巡り
ロイター / 2024年9月13日 21時53分
-
中国規制当局、アリババの「是正」完了を発表 罰金処分から3年
ロイター / 2024年8月30日 21時23分
-
京東集団が今年2回目の自社株買い発表 9月から50億ドル規模で
ロイター / 2024年8月28日 8時7分
ランキング
-
1「コンビニは高い」払拭目指すセブン-イレブン 松竹梅の“梅”重点強化
食品新聞 / 2024年9月20日 9時57分
-
2漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
-
3ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
4ミニストップ、外国籍の利用客に“不適切な張り紙” 「問題を重く受け止め」謝罪
ORICON NEWS / 2024年9月20日 15時53分
-
5“推しスーパー”投票 総合1位は「ヤオコー」 魚部門、品揃え部門、サービス部門も決定 それぞれの特色も【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月20日 22時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください