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クレディスイスの口座情報巡る報道、スイス当局が調査

ロイター / 2022年2月22日 1時24分

スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)は21日、世界の報道機関の調査報道で明らかになった、金融大手クレディ・スイス(CS)の大量の口座情報について、同社に問い合わせをしていると述べた。10日撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[チューリヒ/ウィーン 21日 ロイター] - スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)は21日、世界の報道機関の調査報道で明らかになった、金融大手クレディ・スイス(CS)の大量の口座情報について、同社に問い合わせをしていると述べた。

1人の人物が、1940年代から2010年代の間にCSにあった口座情報をドイツ紙南ドイツ新聞に明らかにした。

南ドイツ新聞は、この情報を、報道の非政府組織(NPO)「組織犯罪と汚職報告プロジェクト(OCCRP)」および46の報道機関に提供した。報道機関には、米ニューヨーク・タイムズ、英ガーディアン、仏ルモンドが含まれる。

報道によると、CSの顧客には人権侵害を犯した者や制裁対象者が含まれる。

FINMAの広報はロイターに「報道のことは認識している」とした上で「われわれの監督業務はこの数年、マネーロンダリング(資金洗浄)規制のコンプライアンス(順守)に重点を置いてきた」と述べた。

ニューヨーク・タイムズによると、流出したデータは、1万8000口座以上、総額1000億ドルを超える規模。

CSは20日夜の声明で、報道内容を否定。この3週間、報道機関のコンソーシアム(連合)から「多くの問合せ」を受け、問題の口座の多くを再点検したと説明。

「点検した口座の約90%は現在閉鎖されている、あるいは問い合わせを受ける前に閉鎖手続きに入っており、60%超が2015年より前に閉鎖されていた」とした。「残りの有効な口座について、現在の枠組みに沿った適切なデューデリジェンス、審査、その他管理関連の措置を取られてたと認識している。引き続きこの問題を分析し、必要なら追加の措置を講じていく」と述べた。

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