ロシア大統領、新START履行停止を表明 脱退はせず
ロイター / 2023年2月22日 1時53分
ロシアのプーチン大統領(写真)は21日の議会演説で、米国との新戦略兵器削減条約(新START)の履行を停止すると発表した。2月21日、モスクワで撮影(2023年 Sputnik/Mikhail Metzel/Pool via REUTERS)
[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は21日の議会演説で、米国との新戦略兵器削減条約(新START)の履行を停止すると発表した。
大統領は、条約から脱退したわけではないと説明。「ロシアの履行停止を発表せざるを得ない」と述べた。
その上で、国内原子力企業ロスアトムに必要に応じて核兵器実験ができるよう準備を指示。ただ「ロシアが最初に実験することはない。しかし米国が実験すれば、われわれも行う。世界の戦略的均衡が破壊できるという危険な幻想を抱くべきではない」と述べた。
新START条約は2010年に署名され、翌年発効した。2021年に5年間延長された。アナリストは、ロシアの履行停止で条約の継続的な順守確認が難しくなるとの見方を示した。
ペスコフ大統領報道官はタス通信とのインタビューで、米国との 核の均衡を確実にすることが「プーチン大統領とロシアの主要目標」と語った。
また、新START条約に言及した外交政策に代わる新たなロシアの外交指針を数日中に発表する見通しとした。
この記事に関連するニュース
-
トランプのおかげで「プーチンの夢」が叶う?...再来するトランプ・ワールドの外交・内政・経済を徹底予測
ニューズウィーク日本版 / 2025年1月17日 14時0分
-
米、「競争に勝ちつつある」=中ロは「弱体化」と外交総括―バイデン氏
時事通信 / 2025年1月14日 7時54分
-
ウクライナ安全保障、米国抜きでは機能せず=ゼレンスキー大統領
ロイター / 2025年1月6日 9時13分
-
ロシア、核実験に関しあらゆる措置検討 トランプ氏核政策に警戒
ロイター / 2024年12月27日 16時6分
-
プーチン大統領、金正恩国務委員長に新年のあいさつ
Record China / 2024年12月27日 13時50分
ランキング
-
1ロシア国防省が「クルスク州の占領地域63%を奪還」と主張 反撃の進展を強調
産経ニュース / 2025年1月17日 19時28分
-
2尹大統領の逮捕状請求=発付なら最大20日間拘束―韓国捜査当局
時事通信 / 2025年1月17日 19時59分
-
3ウクライナがロシア各地攻撃、ドローンとミサイルで 工場に被害
ロイター / 2025年1月14日 17時52分
-
4ロシアとイランが「戦略パートナー条約」に署名 反欧米で結束誇示 相互防衛条項は含まず
産経ニュース / 2025年1月17日 23時53分
-
5尹大統領の逮捕状、公捜庁などが警護庁と協議も進展なく…15日早朝にも執行か
読売新聞 / 2025年1月14日 20時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください