イスラエルとの関係正常化に近づいている─サウジ皇太子＝ＦＯＸ

９月２０日、サウジアラビアのムハンマド皇太子（写真）は同日放送予定の米ＦＯＸニュースのインタビューで、同国はイスラエルとの外交関係正常化へ向けて着実に近づいていると述べた。ニューデリーで９日代表撮影（２０２３年　ロイター）

Matt Spetalnick　Eric Beech

[ワシントン ２０日 ロイター] - サウジアラビアのムハンマド皇太子は２０日放送予定の米ＦＯＸニュースのインタビューで、同国はイスラエルとの外交関係正常化へ向けて着実に近づいていると述べた。

ムハンマド氏は、イスラエルとの関係正常化へ抜けた協議動向についての質問に「日に日に（合意に）近づいている」と答えた。

両国の関係正常化は、サウジが求めている米国による安全保障と民間核開発の支援に加え、イスラエルのパレスチナへの譲歩の可能性を含む複雑な交渉の中核となっている。

ムハンマド氏は「わが国にとってパレスチナ問題は非常に重要だ。われわれはこの問題を解決する必要がある」と強調した。「われわれはこれまで、適切な交渉戦略を取ってきた」と語り、パレスチナ人の生活を楽にするとともに、イスラエルが中東における役割を果たすようにする合意に到達することを希望していると話した。

一方でムハンマド氏は、仮にイランが核兵器を保有すれば、サウジも核兵器を保有しなければならなくなると主張した。