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NZの第2四半期GDP、前期比+0.9% 予想上回る

ロイター / 2023年9月21日 10時0分

Lucy Craymer

[ウェリントン 21日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が21日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は、季節調整済みの前期比で0.9%増加し、市場予想の0.5%増を上回った。

第1・四半期の成長率は0%に上方改定された。同国経済は厳密にはリセッション(景気後退)に陥っていなかったことになる。

第2・四半期GDPは前年比では1.8%増加。●伸び率は予想の1.2%を上回った。

サービス部門が主に成長をけん引した。第1・四半期にサイクロンの影響を受けた製造業でも一定の改善が見られた。

NZドルはこの日の高値となる1NZドル=0.5952米ドルを付けた後、0.5932米ドル(0.1%高)に上げ幅を縮めた。2年物スワップ金利は2008年以来の高水準となる5.745%まで12ベーシスポイント上昇したが、これは米連邦準備理事会(FRB)の決定が一因とみられる。

10月14日の総選挙を控え、世論調査で苦戦している与党・労働党は経済の好転を歓迎。ロバートソン財務相は声明で「われわれの経済プランは国民を支援する強固な基盤を提供している」と述べた。

ただ、NZ準備銀行(中央銀行)はインフレとインフレ期待の抑制には経済成長の減速が必要だとしており、GDPの上振れは懸念材料となる可能性がある。

ASBのエコノミストは「現在のところ逆風が吹いているため、来年にかけて経済活動ペース鈍化が予想されるが、NZ経済が引き続き底堅いことから、インフレ率を目標に戻すにはタイトな政策金利を長期にわたって維持する必要が出てくるリスクがある」とノートで指摘した。

同中銀は2021年10月から政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を計525ベーシスポイント(bp)引き上げた。OCRを導入した1999年以降で最も積極的な金融引き締めを実施してきたが、利上げを終えたとの見方も示唆している。

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