米上院、ブラウン氏の軍制服組トップ指名人事承認 黒人で2人目

　９月２０日、米上院は２０日、米軍制服組トップの統合参謀本部議長にチャールズ・ブラウン空軍参謀総長（写真右）を充てる人事を賛成多数で承認した。写真左はバイデン米大統領。ワシントンで５月撮影（２０２３年　ロイター／Evelyn Hockstein）

Patricia Zengerle

[ワシントン ２０日 ロイター] - 米上院は２０日、米軍制服組トップの統合参謀本部議長にチャールズ・ブラウン空軍参謀総長を充てる人事を賛成多数で承認した。採決結果は８３対１１。

２０年前に同議長を務めた故コリン・パウエル氏に続き史上２人目の黒人として就任する。

オースティン国防長官も黒人で、国防総省のナンバー１、２の両ポストを黒人が務めるのは初めてとなる。

共和党のトミー・タバービル議員の妨害により多くの軍人事承認が停滞しているが、上院民主党トップのシューマー院内総務がブラウン氏の指名承認に向け手続き上の採決に踏み切った。

シューマー氏は、ランディ・ジョージ氏の陸軍参謀総長指名とエリック・スミス氏の海兵隊総司令官指名の承認に向けた採決にも道を開いた。