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フィリピン中銀、4会合連続金利据え置き 11月利上げ示唆

ロイター / 2023年9月21日 18時16分

 フィリピン中央銀行は21日、4会合連続で政策金利の翌日物リバースレポ金利を6.25%に据え置いた。写真はフィリピン中央銀行のロゴ。2016年3月、マニラで撮影(2023年 ロイター/Romeo Ranoco)

Neil Jerome Morales Mikhail Flores

[マニラ 21日 ロイター] - フィリピン中央銀行は21日、4会合連続で政策金利の翌日物リバースレポ金利を6.25%に据え置いた。ただ、物価圧力が根強ければ次回11月の会合で利上げする姿勢を示した。

レモロナ中銀総裁は会見で「11月の利上げが選択肢としてある。引き上げ幅はデータ次第だ。供給ショックが大きければ利上げする用意がある」と述べた。

ロイター調査ではエコノミスト25人のうち23人が据え置き、2人が25ベーシスポイント(bp)の利上げを予想していた。

中銀は、今年の平均インフレ率予想を5.8%、来年は3.5%とし、従来予想(今年=5.6%、来年=3.3%)から引き上げた。最新の予想は、交通料金や電力価格の一段の調整の影響を反映させた。中銀は、供給側のショックがなければ23年第4・四半期までにインフレ率が2─4%のレンジに戻る可能性は依然あると指摘した。25年の予想は3.4%に据え置いた。

ロイターのエコノミスト調査では、中銀は年内は据え置き、次の変更はおそらく24年第1・四半期で利下げを見込んでいる。

INGのエコノミスト、ニコラス・マパ氏は「第2・四半期に景気が減速したことを考えると、追加利上げのハードルは高い」と述べた。

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