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米国株式市場=大幅続落、FRBタカ派見通し受けた金利急上昇で

ロイター / 2023年9月22日 6時41分

米国株式市場は大幅続落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)の金利引き締めが予想以上に長期化するとの懸念から、投資家のリスク選好意欲が減退した。7月26日撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場は大幅続落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)の金利引き締めが予想以上に長期化するとの懸念から、投資家のリスク選好意欲が減退した。

FRBは9月19─20日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%で据え置いた。ただタカ派的なスタンスを強め、年内の追加利上げを想定した。

これを受けて米10年債利回りが16年ぶり高水準を記録。金利に敏感な大型株が下落した。

金利動向に敏感な大型株が売られ、アマゾン・ドット・コム、エヌビディア、アップル、アルファベットが売られ、S&P総合500種とナスダックを圧迫、両指数は6月以来の安値で引けた。

グロバルトのシニアポートフォリオマネージャー、トーマス・マーティン氏は、高金利が長期化すれば経済への圧力が強まると指摘、金利上昇の影響が時間差で出てくるとの見方を示した。

半導体大手ブロードコムは2.7%安。アルファベット傘下のグーグル幹部が人工知能(AI)用半導体のサプライヤーから同社を2027年にも外すことを議論したと伝わったことが背景。

フィラデルフィア半導体指数は1.8%安。

前日上場したマーケティング自動化会社クラビヨは2.9%高。同じく最近上場した英半導体設計のアーム・ホールディングスは1.4%安となった。

物流大手フェデックスは4.5%高。前日発表した6─8月決算で利益が市場予想を上回ったことに支援された。

フォックス・コーポレーションとニューズ・コーポレーションは3.2%、1.3%、それぞれ上昇。ルパート・マードック氏の両社会長職からの辞任が伝わった。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を5.89対1の比率で上回った。ナスダックでも2.80対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は107億6000万株。直近20営業日の平均は101億2000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 34070.42 -370.46 -1.08 34332.23 34378.30 34058.72

前営業日終値 34440.88

ナスダック総合 13223.99 -245.14 -1.82 13328.06 13362.23 13222.56

前営業日終値 13469.13

S&P総合500種 4330.00 -72.20 -1.64 4374.36 4375.70 4329.17

前営業日終値 4402.20

ダウ輸送株20種 15058.04 -107.13 -0.71

ダウ公共株15種 874.36 -12.36 -1.39

フィラデルフィア半導体 3338.85 -59.95 -1.76

VIX指数 17.54 +2.40 +15.85

S&P一般消費財 1278.57 -37.90 -2.88

S&P素材 494.34 -10.32 -2.05

S&P工業 864.62 -14.29 -1.63

S&P主要消費財 746.41 -9.90 -1.31

S&P金融 565.24 -9.29 -1.62

S&P不動産 218.83 -7.89 -3.48

S&Pエネルギー 684.42 -9.64 -1.39

S&Pヘルスケア 1521.02 -14.15 -0.92

S&P通信サービス 222.44 -3.49 -1.55

S&P情報技術 2900.48 -44.72 -1.52

S&P公益事業 322.19 -3.52 -1.08

NYSE出来高 9.09億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 32080 - 330 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 32030 - 380 大阪比

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