ロシア巨大製油輸出施設の操業停止、ウクライナのドローン攻撃で火災発生か
ロイター / 2024年1月22日 7時40分
1月21日、ロシア天然ガス大手企業ノバテクは21日、サンクトペテルブルク西方約170キロのフィンランド湾で運営している巨大製油輸出ターミナルの一部の操業停止を余儀なくされたと発表した(2024年 ロイター/Head of Administration of Kingiseppsky District of Leningrad Region Yuri Zapalatsky Telegram channel)
Andrew Osborn Maxim Rodionov
[21日 ロイター] - ロシア天然ガス大手企業ノバテクは21日、サンクトペテルブルク西方約170キロのフィンランド湾で運営している巨大製油輸出ターミナルの一部の操業停止を余儀なくされたと発表した。ウクライナのメディアによると、ドローン攻撃に伴い火災が発生したという。
このターミナルは、天然ガスコンデンセートを軽質ナフサ留分や重質ナフサ留分、灯油、軽油などに分離精製処理し、国際市場向けにタンカーへ積み込む施設。操業停止がいつまで続くかや、停泊中のタンカーの隻数、今後の市場への影響などは現段階では分かっていない。
サンクトペテルブルク周辺の地域では、当局が重要インフラへの攻撃に対する厳しい警戒態勢を敷き、治安部隊や警察などはいかなるドローンを検知した場合でも破壊するよう命令された。
インタファクス・ウクライナ通信は複数の関係筋の話として、ターミナルの火災は、ウクライナ側が実行した特殊作戦が原因だと伝えた。関係筋の一人は「このターミナルは敵にとって重要な施設だ。燃料が精製され、ロシア軍にも供給されている。そうしたターミナルへの攻撃成功は敵に経済的な打撃を与えるだけでなく、ロシア軍の燃料補給にも重大な支障を生じさせる」と説明したという。
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