トランプ氏が起訴取り下げ要求、不倫口止め裁判

トランプ前米大統領の不倫口止め疑惑に絡む事件の公判が２０日、ニューヨーク州地裁で開かれ、弁護団は元腹心で顧問弁護士だったマイケル・コーエン氏の証言は信用できないとして、陪審員が評議を行う前に起訴を取り下げるよう要求した。写真は、同日に裁判所前で取材対応するトランプ氏。（２０２４年　ロイター／Mark Peterson/Pool via REUTERS）

Jack Queen　Jody Godoy　Andy Sullivan

[ニューヨーク ２０日 ロイター] - トランプ前米大統領の不倫口止め疑惑に絡む事件の公判が２０日、ニューヨーク州地裁で開かれ、弁護団は元腹心で顧問弁護士だったマイケル・コーエン氏の証言は信用できないとして、陪審員が評議を行う前に起訴を取り下げるよう要求した。

判事はこの要求に関する判断をすぐに示さなかったが、陪審員にはコーエン氏の証言の信頼性を判断するだけの見識があるとの見方を示した。

判事は来週に最終弁論を行い、その後に陪審員が評議を行うとの見通しを示していた。

トランプ氏の弁護士は「コーエン氏の証言に基づき陪審員評議に進むのは全くの間違い」と主張。証言が有効でなければ裁判は成立しないと主張した。

検察側はコーエン氏の証言は文書やその他の証拠によって裏付けられていると反論した。

トランプ氏が公判で証言するかどうかは不明。