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中国、台湾独立派の処罰で指針公表 最高刑は死刑

ロイター / 2024年6月21日 18時42分

 6月21日、中国当局は、台湾独立を目指す「頑固な」分離主義者を処罰する指針を公表した。最高刑は死刑。ただ中国の裁判所は台湾に対する管轄権がないため実効性はほとんどない。写真は中国の軍艦を監視する台湾海軍の兵士。5月23日撮影、提供写真(2024年 ロイター/Taiwan Defence Ministry)

[北京 21日 ロイター] - 中国当局は21日、台湾独立を目指す「頑固な」分離主義者を処罰する指針を公表した。最高刑は死刑。ただ中国の裁判所は台湾に対する管轄権がないため実効性はほとんどない。    

国営新華社通信によると、中国の裁判所、検察、治安機関は「頑固な台湾独立支持者が国を分裂させ、分離独立の犯罪を扇動した場合は、法律に基づいて厳しく処罰し、国家主権、統一、領土保全を断固として守る」べきとしている。

指針は「反国家分裂法」など、すでに制定されている法律に基づいている。同法は台湾の独立を阻止するための軍事行動に法的根拠を与えている。

公安省高官は記者団に「分離独立の罪」の最高刑は死刑だと述べた。

指針では処罰の対象になると考えられる犯罪行為として、国家であることが加盟条件になっている国際機関への台湾の加盟促進、「対外的な公式交流」、「再統一」を推進する政党・団体・人々の「抑圧」を挙げている。

また「台湾を中国から分離しようとするその他の行為」も犯罪と考えられる可能性があるとしており、このルールが広く解釈できることを示している。

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