アマゾン、アレクサ刷新へ 月額5─10ドルの有料版も=関係筋
ロイター / 2024年6月21日 20時31分
米ネット通販大手アマゾンは、不採算の音声アシスタントサービス「アレクサ」の大幅な刷新を計画している。アマゾンのDOT、2021年撮影。(2024年 ロイター/Mike Blake/Illustration/File Photo)
Greg Bensinger
[サンフランシスコ 21日 ロイター] - 米ネット通販大手アマゾンは、不採算の音声アシスタントサービス「アレクサ」の大幅な刷新を計画している。関係筋が明らかにした。会話型生成AIを導入して2種類のサービスを提供する方針で、高度なサービスには月額5ドル程度の利用料を検討しているという。
2014年のアレクサ導入以来初めての大掛かりな刷新となる。関係筋によると、プロジェクトは社内ではイチジクの木を意味する「バニヤン」と呼ばれており、アレクサの新バージョンは「リマーカブル・アレクサ」と名付けられた。
アレクサの最新バージョンを準備する期限を8月に設定したが、価格や発売日など、アレクサに関する計画はプロジェクトの進捗状況に応じて変更または中止される可能性がある。
プロジェクトに関わってきた一部の従業員は、アレクサは一度も黒字化したことがなく、今回の刷新はサービス活性化のための「必死の試み」だと指摘。アレクサがアマゾンにとって重要な売り上げを生み出せることを証明するために、今年は重要な年になると経営陣が述べたという。
現在の無料版は社内で「クラシック・アレクサ」と呼ばれており、アマゾンはこれをAI搭載バージョンと、強力なAIソフトを使ってより複雑な質問や指示に対応できるさらに高度なサービスに置き換えようとしている。上位サービスを利用するには少なくとも月額5ドル支払う必要があり、約10ドルにすることも検討されている。
年会費139ドルの「アマゾンプライム」会員との連携は検討されていない。
有料版では簡単な電子メールの作成や送信、ウーバーイーツへの注文など、より複雑な作業を1回の指示で実行できるようになる。また会話中に何度も「アレクサ」と呼び掛ける必要がなくなり、よりユーザーのニーズに合わせたサービスを提供できるようになる。
しかし関係者によると、現在無料で提供されているサービスに顧客が喜んでお金を払うかどうかが問題になっている。
この記事に関連するニュース
-
Morph、AIと共同でデータ活用をするための Morph Beta 2 をリリースしました!
PR TIMES / 2024年6月5日 15時15分
-
EXCLUSIVE-米テスラ、中国での高度運転支援機能「FSD」展開へ登録準備
ロイター / 2024年5月31日 2時19分
-
LINE WORKS、サービスデザインをリニューアルし、ユーザー体験を大きく向上させるメジャーアップデート実施
PR TIMES / 2024年5月28日 16時45分
-
エクセルソフト、企業向けライセンス「GitHub Enterprise」の販売を開始
週刊BCN+ / 2024年5月28日 16時25分
-
サウジのPIFが組織改変検討、総裁の一部職務を移譲=関係筋
ロイター / 2024年5月28日 13時34分
ランキング
-
1新NISAで人気の「NTT株」が5月から急落した深層 個人株主は急増も、海外投資家と思惑のズレ?
東洋経済オンライン / 2024年6月26日 8時10分
-
2テスラ、新型EVリコール 1万台超、不具合相次ぐ
共同通信 / 2024年6月26日 7時12分
-
3売上2兆円、ドン・キホーテ創業者が「日本経済を決定的にダメにした」と断言する“A級戦犯”とは?
文春オンライン / 2024年6月26日 6時0分
-
4スーパーで無料提供されている「割りばし」を大量に持って帰るのはあり?無料とはいえマナー違反になる…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月26日 2時10分
-
5青森のサクランボ農園で実が割れる被害、佐藤錦は1〜3割が裂果…9園が一般客の受け入れ断念
読売新聞 / 2024年6月25日 23時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)