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ステランティス、イリノイ州工場の投資計画に遅れ

ロイター / 2024年8月21日 9時0分

 8月20日、欧米系自動車大手ステランティスは、イリノイ州ベルビデアで計画している工場建設などの投資について、予定より時期が遅れると表明した。フランスのシャルトル・ド・ブルターニュで3月11日撮影(2024年 ロイター/Stephane Mahe)

David Shepardson Abhijith Ganapavaram

[20日 ロイター] - 欧米系自動車大手ステランティスは20日、イリノイ州ベルビデアで計画している工場建設などの投資について、予定より時期が遅れると表明した。実施を決意しており、労働協約には違反していないとも強調した。

全米自動車労組(UAW)は19日、ステランティスは約束を守っていないと指摘。地元の組合は苦情の申し立てを準備中であり、全米でストライキを実施する可能性もあると表明していた。

ステランティスは20日、「社の将来的な競争力と持続性を確保」するため、新たな投資スケジュールを設定する必要が生じたと説明。UAWには投資の遅延について伝えたが「約束は堅持する」とした。

ステランティスとUAWによると、同社は2027年までにベルビデアで32億ドルの新規バッテリー工場を建設し、新たな中型トラック製造のために15億ドルを投資することなどで合意している。

UAWのショーン・フェイン会長は20日、投資計画は「労働組合協約における拘束力のある約束であり、UAWとしてこの協約を完全に実行する構えだ」との声明を出した。

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