米記者が「違法越境」、クルスク取材巡りロシアが抗議 起訴の意向
ロイター / 2024年8月21日 9時52分
ロシア外務省は8月20日、西部クルスク州で取材していた米国人記者の「挑発的な行為」を巡り、ホームズ米代理大使を呼んで抗議したと発表した。写真はパトロール中のウクライナ兵。16日、クルスク州スジャで撮影(2024年 ロイター/Yan Dobronosov)
[モスクワ 20日 ロイター] - ロシア外務省は20日、西部クルスク州で取材していた米国人記者の「挑発的な行為」を巡り、ホームズ米代理大使を呼んで抗議したと発表した。
ウクライナが越境攻撃を行っている同州に記者が違法に侵入したとし、起訴する意向を伝えたという。
ロシアは現在ウクライナの支配下にある国境の町スジャからワシントン・ポスト(WP)とCNNが行った報道に言及したとみられる。
CNNの放送では記者らがウクライナからスジャまでウクライナ軍の車列に同行。WPは記者や映像記者が17日にウクライナ軍に護衛されてスジャを訪れ、数十人のロシア市民やウクライナ軍兵士にインタビューした。
外務省は「ウクライナ政権の犯罪に関するプロパガンダ報道のためにクルスク州に不法侵入した」米記者の行為を巡り抗議したと説明。記者の行為は「紛争の直接参加者としての米国の関与を明らかに証明している」と主張した。報道機関や記者の名前には言及しなかった。
さらに「ウクライナ軍によるロシア領への侵攻で、米国の民間軍事会社がウクライナ軍側に参加した証拠がある」と主張。どのような証拠があるかは言及しなかった。その上で、ロシアに不法侵入する全ての外国の傭兵は「自動的に正当な軍事標的になる」とした。
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