米ウォルマート、京東商城株を売却へ 最大37.4億ドル規模＝報道

　米小売大手ウォルマートが中国電子商取引大手・京東商城（ＪＤドットコム）の株式を売却し、最大３７億４０００万ドルを調達しようとしていると、ブルームバーグ・ニュースが８月２０日、事情に詳しい複数の関係筋の話として伝えた。６月２４日、メキシコのシウダードファレスで撮影（２０２４年　ロイター/Jose Luis Gonzalez）

[２０日 ロイター] - 米小売大手ウォルマートが中国電子商取引大手・京東商城（ＪＤドットコム）の株式を売却し、最大３７億４０００万ドルを調達しようとしていると、ブルームバーグ・ニュースが２０日、事情に詳しい複数の関係筋の話として伝えた。

ウォルマートはモルガン・スタンレーをブローカー・ディーラーとして１億４４５０万株を２４．８５─２５．８５ドルで売り出すという。

京東商城の米国上場株は２０日引け後の時間外取引で１０％下落し、２５．５０ドルを付けた。

ロイターはウォルマート、京東商城、モルガン・スタンレーにコメントを求めたが、今のところ回答を得られていない。

ＬＳＥＧのデータによると、ウォルマートは５．１９％の京東商城株を保有し、筆頭株主となっている。

両社の提携は２０１６年に始まり、ウォルマートは京東商城の株式５％を取得する見返りとして、中国のオンライン食料品店「１号店」を売却した。