メキシコ、女性の就労促進でGDP25%増も=米シンクタンク
ロイター / 2024年8月21日 12時17分
8月20日、米国のシンクタンク、ミルケン研究所は、メキシコで女性が男性と同じ割合で労働参加した場合、年間の経済活動が25%(3905億ドル)以上増加する可能性があるとのリポートを発表した。写真はコンピュータを使って働く女性。メキシコのシウダー・フアレスで2017年10月撮影(2024 ロイター/Jose Luis Gonzalez)
Kylie Madry
[メキシコ市 20日 ロイター] - 米国のシンクタンク、ミルケン研究所は20日、メキシコで女性が男性と同じ割合で労働参加した場合、年間の経済活動が25%(3905億ドル)以上増加する可能性があるとのリポートを発表した。
リポートは、女性を労働力に取り込む鍵は育児サービスへのアクセス改善だとし、世界銀行のデータをもとにメキシコの労働年齢男性の就労率が77.5%なのに対し女性は45.6%にとどまると指摘した。
研究所がまとめたデータでは、女性の雇用水準を米国と同水準に引き上げれば、メキシコ経済の規模は1320億ドル拡大するとみられる。統計によると、2023年の米国の女性就労率は57.3%だった。
研究を率いたマギー・スウィテック氏は「女性が労働力に参加していない最大の理由は育児」と指摘。リポートによると、メキシコは子どもを持つことが男女の就業比率に与える影響が最も高い国の一つという。
スウィテック氏は「高品質で低コストな保育の拡充は引き続き、メキシコが投資すべき明確な公共政策」とし、日本の成功例を挙げた。
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