オバマ夫妻、「新たな章」へハリス氏支持訴え 民主党大会2日目
ロイター / 2024年8月21日 14時37分
Jeff Mason Stephanie Kelly Jarrett Renshaw
[シカゴ 20日 ロイター] - 米民主党全国大会は2日目の20日、オバマ元大統領と夫人のミシェル氏が登壇し、ハリス副大統領への支持を訴えた。
オバマ氏は「あと4年の虚勢と失敗、混乱は要らない。その映画は既に見たことがあり、続編はたいていもっとひどいと誰もが知っている」と言及。
「米国は新たな章を迎える準備ができている。より良い物語への用意ができている。カマラ・ハリス大統領を迎える準備ができている」と述べた。
また、バイデン大統領について「重大な危機の局面で民主主義を守った大統領として歴史に残るだろう」と称賛した。
ミシェル夫人は2008年大統領選を振り返り、「希望が復活しつつある」と語った。
また、共和党大統領候補のトランプ前大統領による自身と夫に対する過去の人種差別的攻撃を批判し、トランプ氏が「国民に私たちについて不安を抱かせようと全力を尽くした」のと同様に、ハリス氏についても真実をゆがめようとするだろうと警告。「彼の限られた狭い世界観は、勤勉で高学歴で、成功した2人の黒人の存在を脅威に感じさせた」と述べた。
「彼が現在求めている仕事が『黒人の仕事』の一つかもしれないと誰が彼に言うのか」と問い、移民が「黒人の仕事」を奪っているとするトランプ氏の選挙戦での発言を皮肉った。
父親が不動産投資家だったトランプ氏と、同氏のように裕福な家庭で育っていない大半の米国人を対比し、「われわれは世代を超えた富による積極的差別是正措置の恩恵を受けることは決してない」と語った。
一方、ハリス氏の物語は「より良い人生を築こうとする大多数の米国人の物語だ」と強調した。
それでも、ハリス氏とトランプ氏のレースは厳しい接戦になるとし、有権者を動員するよう呼びかけた。
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