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午後3時のドルは小幅高145円後半、値ごろ感から買い戻し

ロイター / 2024年8月21日 15時28分

 8月21日 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(145.25/26円)から小幅高の145円後半で取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Mariko Sakaguchi

[東京 21日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(145.25/26円)から小幅高の145円後半で取引されている。値ごろ感による買い戻しのほか、イベント前のポジション調整目的の買いが入り、ドルは強含みで推移した。

ドルは朝方に一時144.95円付近と8月7日以来2週間ぶりの安値を付けた後は、じり高で推移。「145円割れでは買いのイント(意欲)が強かったようだ」(りそなホールディングスのシニアストラテジスト、井口慶一氏)という。

仲値公示に向けては実需による買いが徐々に優勢となり、145円半ばまで上昇。その後は、全体的に流動性が薄い状況が続く中、145円前半で小動きとなったが、午後に入るとイベント前のポジション調整目的のドル買い/円売りが入ったとみられ145円後半まで上値を伸ばし、そのままこう着状態となった。

今晩公表される米雇用統計の基準改定値に市場の関心が集まっており、一部では2023年4月から2024年3月までの雇用者数の伸びが大幅に下方修正されるとの警戒感が広がっている。 

弱い結果となればドル売り圧力がかかりやすいものの、一時的にとどまるとの見方も出ている。「過去のデータであり、先々のデータとパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米景況感をどのように受け止めているかがより注目される」と、三菱UFJ信託銀行の資金為替部マーケット営業課課長、酒井基成氏は指摘する。

週後半に米ワイオミング州ジャクソンホールで開催される経済シンポジウムでパウエル米FRB議長が利下げ幅や回数について示唆するか注目されているが、酒井氏は「この時点で、9月会合での50ベーシスポイント(bp)の利下げは示唆されないのではないか」とみている。米経済のソフトランディングへの期待やドル指数が売られ過ぎた反動もあり、「ドル/円はいったんは戻りを試していく展開となりやすい」という。

ユーロ/ドルは1.11ドル前半と、23年12月以来の高水準で推移。「ユーロの買い材料は乏しいことから、ドル安の受け皿として買いが入っているようだ」(国内金融機関のアナリスト)との見方が出ている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 145.66/145.67 1.1117/1.1118 161.94/161.96

午前9時現在 145.32/145.33 1.1127/1.1128 161.71/161.72

NY午後5時 145.25/145.28 1.1130/1.1131 161.67/161.69

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