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イスラエル、ヒズボラ金融部門攻撃を警告 ベイルート住民避難

ロイター / 2024年10月21日 9時16分

 10月20日、レバノンの首都ベイルートで複数の爆発音が聞かれる中、数百人の住民が自宅を離れ退避している。写真は同日、ベイルート南郊で撮影(2024年 ロイター/Mohammed Yassin)

Amina Ismail Nidal al-Mughrabi Laila Bassam

[ベイルート/カイロ 20日 ロイター] - レバノンの首都ベイルートで20日、複数の爆発音が聞かれる中、数百人の住民が自宅を離れ退避している。イスラエルがレバノンの親イラン武装組織ヒズボラの金融活動に関連する施設への攻撃を準備していると明らかにし、住民に直ちに避難するよう指示した。

ロイターの記者は少なくとも10回の爆発の後、黒煙が立ち上るのを目撃した。複数の目撃者によると、ベイルート南郊チヤ地区にある建物ががれきと化したが、周辺の住民は爆発の前に避難していたため、死傷者は出なかったという。

爆発の原因や死傷者に関する詳細は現時点で不明。目撃者によると、パニックに陥った人々がより安全な場所へ向かおうとして道路をふさぎ、ベイルートの一部地域で交通渋滞を引き起こした。

これに先立ち、イスラエル軍報道官はXへの投稿で「ヒズボラ・アルカード・アルハッサン協会のインフラへの攻撃を開始する。直ちに退避せよ」と述べていた。

アルカード・アルハッサンはヒズボラが資金管理に利用していると米国が指摘している組織で、レバノン全土に30以上の支部を持ち、そのうち15カ所はベイルート中心部とその近郊の人口密集地にある。

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