独財務省、国内銀行保護の法律検討との報道否定 外国勢力による買収巡り

　１０月２０日、ドイツ財務省の報道官は、同国が外国勢力の買収から国内銀行を保護する法律の制定を検討しているとの報道を否定した。写真はコメルツ銀の看板と建物。昨年２月、フランクフルトで撮影（２０２４年　ロイター/Kai Pfaffenbach）

[ミラノ ２０日 ロイター] - ドイツ財務省の報道官は２０日、同国が外国勢力の買収から国内銀行を保護する法律の制定を検討しているとの報道を否定した。イタリア金融大手ウニクレディトは独コメルツ銀行との合併に関心を示している。

伊紙レプブリカはこの日、関係者の話として、独政府が外国の金融機関による銀行の完全買収禁止や、国内での上場維持を求める法律を検討していると報じていた。

ウニクレディトは、独政府が支援するコメルツ銀の株式を大量に取得。合併に至る可能性があるとしている。