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午前の日経平均は続伸、3万9000円挟み一進一退 企業決算や衆院選を控え

ロイター / 2024年10月21日 12時13分

 10月21日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比129円20銭高の3万9110円95銭と続伸した。写真は都内にある東京証券取引所で2015年7月撮影(2024 ロイター/Yuya Shino)

[東京 21日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比 129円20銭高の3万9110円95銭と続伸した。前週末の米株高が支援した。ただ 、基本的には持ち高調整が中心とみられ、節目の3万9000円を挟んで一進一退となっ た。週後半からの企業決算シーズン本格化や週末に衆議院選挙の投開票を控え、手掛けに くさも意識された。

日経平均は21円安で寄り付いた後、一時206円安に下げ幅を拡大。朝日新聞が2 0日付で情勢調査として「自公過半数、微妙な情勢」と報じたことや、ドル/円が149 円前半へと前週末に比べてやや円高方向に振れたことが上値を抑えた。

  もっとも、日経平均は短時間で切り返してプラスに転じ、一時137円高に上値を伸 ばした。市場では「基本的には様子見。朝方は衆院選への警戒感から売られたが、業績期 待は根強く、強弱感が綱引きしている」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長 )との見方が聞かれた。

  前週末の米ハイテク株高を受け、半導体関連やハイテク株が総じて堅調だったほかは 、業種別の物色傾向は乏しかったとみられている。

  TOPIXは0.04%高の2689.99ポイントで午前の取引を終了した。東証 プライム市場の売買代金は1兆7628億2000万円だった。東証33業種では、値上 がりは海運やゴム製品、精密機器など21業種、値下がりは電気・ガスや水産・農林、銀 行など12業種だった。

  アドバンテスト 6857.T が堅調で年初来高値を更新。新型iPhoneが中国で好調 な滑り出しと伝わり、前週末の米アップル AAPL.O 株が堅調だったことを受けて、関連株 の一角と目される村田製作所 6981.T はしっかりだった。業績予想の上方修正を発表した 三和ホールディングス 5929.T は堅調だった。一方、ファーストリテイリング 9983.T は 小安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306.T は軟調だった。

  東証プライム市場の騰落数は、値上がりが894銘柄(54%)、値下がりは671 銘柄(40%)、変わらずは80銘柄(4%)だった。

  *内容を追加しました。

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