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石油需要、中国は25年も低調 供給増が価格抑制へ=IEAトップ

ロイター / 2024年10月21日 15時48分

 10月21日 国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長(写真)は21日、中国の石油需要は2025年も伸びが低迷すると予想した。写真は21日、シンガポールで撮影(2024年 ロイター/udarshan Varadhan)

Trixie Yap Florence Tan

[シンガポール 21日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は21日、中国の石油需要は2025年も伸びが低迷すると予想した。政府の景気刺激策にもかかわらず、電気自動車(EV)普及や成長ペース鈍化が響くという。

シンガポール国際エネルギー・ウィーク会議に合わせロイターの取材に応じ、中国の成長鈍化に言及。「4%程度の成長率になれば、中国が必要とするエネルギーはますます少なくなっていくだろう」とし、コスト競争力を付けたEVの需要は今後も伸び続けるだろうと述べた。

また、景気刺激策の効果については「一部の市場観測筋が期待したほど大きくない」と分析し、「なお限定的だ。現状からすると、中国の石油需要が大きく上向くのは非常に難しい」と語った。

原油価格は、中東における地政学的緊張の高まりにもかかわらず、先週7%余り下落。1バレル=70ドル前後で推移している。

ビロル氏は、低調な相場の背景について「一つは今年の需要が弱く、来年も弱くなるという予想がある」と指摘。石油化学製品がなければ、今年の中国需要も横ばいだったとした。

さらに、米国、カナダ、ブラジル、ガイアナといった非石油輸出国機構(OPEC)産油国の供給が増加し、需要の伸びを上回っていることも価格抑制の要因となっていると話した。

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