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米国株式市場=ダウ・S&P反落、国債利回り上昇で

ロイター / 2024年10月22日 6時30分

米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が下落して取引を終えた。2019年9月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が反落して取引を終えた。国債利回りの上昇を受け、投資家は高値警戒感から主要企業の決算発表待ちの姿勢を見せた。

BMOファミリーオフィスの最高投資責任者キャロル・シュライフ氏は「6週連続で高値を更新してきたため、多少の一服感が出るのはおかしくない」と指摘した。ダウとS&P500、ナスダック総合の主要3指数は前週まで6週連続で上昇し、ダウとS&Pは最高値で取引を終えていた。

ナスダック総合は、半導体大手エヌビディアが4.14%上げて過去最高値を付けたことから、続伸となった。

10年債利回りはこの日、12週間ぶりの高水準を付けた。

CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「10年債利回りの上昇は、米経済があまりに急速に成長し、雇用の過度に堅調な状況が続いているかもしれないという戸惑いを生じさせている」と分析。「このため、連邦準備理事会(FRB)の利下げペースがより緩やかになる可能性がある」とした。

決算シーズンは好調なスタートを切っており、S&P500種採用企業のうち今週発表が予定される114社の決算が注目されている。決算が多数控える中、一部の投資家は利益を確定したとの指摘が聞かれた。

S&P500の主要11セクターは大半が下落。金利に敏感な不動産株が2.08%下げた。

航空機大手ボーイングは3.1%上昇。ストを続けている労働組合員が、会社側の新たな提案を受け入れるかどうかを23日に投票するとのニュースを受けた。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.51対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は113億5000万株。直近20営業日の平均は115億9000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 42931.6 -344.31 -0.8 43222.21 43310.87 42877.57

前営業日終値 43275.91

ナスダック総合 18540.01 50.45 0.27 18456.48 18543.58 18377.63

前営業日終値 18489.55

S&P総合500種 5853.98 -10.69 -0.18 5857.82 5866.92 5824.79

前営業日終値 5864.67

ダウ輸送株20種 16190.12 -193.01 -1.18

ダウ公共株15種 1061.03 -6.15 -0.58

フィラデルフィア半導体 5215.21 6.6 0.13

VIX指数 18.37 0.34 1.89

S&P一般消費財 1585.54 -10.24 -0.64

S&P素材 612.02 -4.95 -0.8

S&P工業 1173.13 -4.14 -0.35

S&P主要消費財 874.17 -7.14 -0.81

S&P金融 785.15 -6.97 -0.88

S&P不動産 274.7 -5.84 -2.08

S&Pエネルギー 693.77 -1.49 -0.21

S&Pヘルスケア 1763.47 -21.23 -1.19

S&P通信サービス 315.43 -0.22 -0.07

S&P情報技術 4568.86 42.12 0.93

S&P公益事業 414.67 -1.49 -0.36

NYSE出来高 8.53億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 39120 + 100 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 39025 + 5 大阪比

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