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富士ソフト筆頭株主の3D、非公開化は「KKRが最善パートナー」

ロイター / 2024年10月22日 8時28分

Makiko Yamazaki Anton Bridge

[東京 22日 ロイター] - 米大手投資ファンド2社による買収合戦に発展したシステム開発の富士ソフトについて、同社の筆頭株主であるシンガポールの3Dインベストメント・パートナーズは22日、非公開化のパートナーとして「KKRが最善」と述べ、KKR案への支持を表明した。

KKRは8月に、1株8800円で株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表。その後、ベインキャピタルが1株9450円でのTOBを提案している。

3Dは、ロイターに対するステートメントの中で「KKRは富士ソフトと1年以上にわたり非公開化に向けて協力してきた」と指摘。その上で「富士ソフトがKKRのTOBに賛同しているように、KKRが同社にとって最善のパートナーであり、KKRのもとでさらに成長していくと確信している」と述べた。

また、3Dが保有する富士ソフト株23.46%について、KKRとの間で応募契約を結んでいるとコメント。これは、3Dが昨年、独自に非公開化案を投資家から募集した際の条件であり、契約の解消は不可能と語った。

3Dが昨年行った提案募集にKKRは応じたが、ベインは富士ソフトが望んでいないとして参加していなかった。

KKRはTOBを2段階で進める方針で、1回目の期限を11月5日まで延長した。3Dのほか、別の主要株主である米ヘッジファンドのファラロン・キャピタル・マネジメントからの支持も得たとしており、発行済み株式の33%を獲得できる見通し。

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