インド10─12月期成長率、祝祭関連支出で7.6％に加速へ＝中銀月報

　インド準備銀行（中央銀行）は１１月２０日に公表した月報で、国内の経済成長率は７─９月期の減速を経て、１０─１２月期に上向くとの見通しを示した。２０２２年１０月、ムンバイで撮影（２０２４年　ロイター/Niharika Kulkarni）

[２０日 ロイター] - インド準備銀行（中央銀行）は２０日に公表した月報で、国内の経済成長率は７─９月期の減速を経て、１０─１２月期に上向くとの見通しを示した。

今年度第３・四半期（１０─１２月）の国内総生産（ＧＤＰ）伸び率を７．６％と予測。同第２・四半期（７─９月）の推計値６．７％から加速する。

１１月の月報は「インドでは２０２４／２５年度第２・四半期に見られた成長ペースの鈍化は過去のものとなり、第３・四半期はフェスティバル関連支出を背景に民間消費が内需の原動力として戻ってきている」と指摘した。

一方、インフレ率の上昇には懸念を表明。１０月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は前年同月比で６．２％上昇し、１年超ぶりに中銀の許容範囲（２―６％）を超えた。