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米司法省、グーグルにクローム売却要求 検索市場独占の是正で

ロイター / 2024年11月21日 15時10分

 11月20日、米司法省は、米アルファベット傘下グーグルの検索市場独占を解消する是正策として、ブラウザー(閲覧ソフト)「クローム」の売却や検索結果の競合他社との共有などを求めた。写真は同社のロゴ。2021年11月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

Jody Godoy

[20日 ロイター] - 米司法省は20日、米アルファベット傘下グーグルの検索市場独占を解消する是正策として、ブラウザー(閲覧ソフト)「クローム」の売却や検索結果の競合他社との共有などを求めた。

首都ワシントンの連邦地裁が是正策を認めれば、グーグルがその監視下に置かれ、実質的に10年間厳しい規制が敷かれることになる。

同地裁は8月、司法省がグーグルの検索サービスが反トラスト法(独占禁止法)に違反していると訴えた訴訟で、独占に当たると認めていた。

グーグルはインターネット検索市場の約90%を握っている。

司法省は裁判所への提出資料で「グーグルの違法な行動」により競合社は、検索エンジンのマーケティング経路だけでなく、革新的な方法で市場参入を可能にするマーケティングのパートナーも奪われたと主張した。

司法省の要求は多岐にわたり、グーグルのブラウザー市場再参入を5年間禁止し、他の是正策で競争環境が改善しない場合は基本ソフト(OS)「アンドロイド」の売却を求めた。

同省や複数の州は、グーグルが自社の検索サービスを初期設定(デフォルト)として搭載してもらうために米アップルなどのスマホメーカーや携帯電話会社に対価を支払う独占契約の停止命令を出すよう同地裁に求めている。

グーグルは12月に自社の是正案を示す機会がある。

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