NY外為市場=ドル1年超ぶり高値、ビットコイン10万ドルに迫る
ロイター / 2024年11月22日 7時16分
By Chuck Mikolajczak
[ニューヨーク 21日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが上昇し、一時1年超ぶりの高値を付けた。21日発表された労働関連指標や米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言を見極める動きとなった。暗号資産(仮想通貨)のビットコインは続伸し、10万ドルに迫った。
終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.39%高の107.03。一時、昨年10月4日以来の高値となる107.15を付けた。
ユーロ/ドルは0.64%安の1.0476ドル。一時、13カ月ぶりの安値となる1.0461ドルを付ける場面もあった。
16日までの1週間の米新規失業保険申請件数は、前週比6000件減の21万3000件と、4月以来の低水準となった。ただ、解雇された労働者が新しい仕事を見つけるのに時間がかかっており、失業者数が2021年後半以来の水準まで増加していることも示された。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は金融専門誌バロンズとのインタビューで、インフレの鈍化と金利の一段の低下を予想すると述べた。
シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、追加利下げの実施に支持を示すと同時に、利下げは一段と緩やかなペースで行う必要があると改めて表明した。
CMEのフェドウオッチによると、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイント利下げが実施される確率は55.9%と、1週間前の72.2%から低下した。
ビットコインは一時9万9057ドルと、最高値を更新。その後は4.23%高の9万8458ドル。トランプ次期米大統領が暗号通貨に関する規制を緩和するとの期待から、ビットコインは大統領選以降40%超急騰している。
ウクライナとロシアの紛争激化の兆候が見られる中、安全通貨の円やスイスフランは上昇。ただその後は幾分弱含んだ。
ドル/円は最大0.98%下落。その後は0.56%安の154.56円となった。
ドル/スイスフランは最大0.21%下落したものの、その後切り返し、終盤は0.29%高の0.887フラン。
日銀の植田和男総裁は21日、経済・物価見通しの策定においては為替の動向を考慮に入れると述べた。
ドル/円 NY終値 154.51/154.56
始値 154.51
高値 154.71
安値 153.91
ユーロ/ドル NY終値 1.0473/1.0476
始値 1.0520
高値 1.0544
安値 1.0463
この記事に関連するニュース
ランキング
-
112月末まで!今年の「ふるさと納税」注意したい点 定額減税の影響は? 申し込む前に要チェック
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 13時0分
-
2女川原発、営業運転を再開=福島第1と同型で初―東北電力
時事通信 / 2024年12月26日 18時46分
-
3なぜスターバックスの「急激な拡大」は失敗に終わったのか…成長を一直線に目指した企業の末路
プレジデントオンライン / 2024年12月26日 15時15分
-
4昭和的「日本企業」は人事改革で解体される? 若手社員への配慮と、シニアの活性化が注目される背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月26日 5時55分
-
5焦点:日産との統合、ホンダから漏れる本音 幾重のハードル
ロイター / 2024年12月26日 14時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください