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米ロッキード、通年売上高見通し下方修正 第1四半期は好調

ロイター / 2020年4月22日 2時16分

米軍事用航空機メーカー大手ロッキード・マーチンが21日に発表した第1・四半期(3月29日まで)決算は、最新鋭ステルス戦闘機「F35」を製造する主力の宇宙航空部門が好調だったことで、利益と売上高が予想を上回った。都内で2016年10月撮影(2020年 ロイター/KIM KYUNG-HOON)

[21日 ロイター] - 米軍事用航空機メーカー大手ロッキード・マーチン が21日に発表した第1・四半期(3月29日まで)決算は、最新鋭ステルス戦闘機「F35」を製造する主力の宇宙航空部門が好調だったことで、利益と売上高が予想を上回った。ただ通年業績については、新型コロナウイルス感染拡大に起因する供給網の阻害を理由に売上高見通しを下方修正した。

ロッキードは2020年の業績見通しについて、売上高は622億5000万─640億ドルになるとし、従来見通しの627億5000万─642億5000万ドルから引き下げた。ただ、1株当たり利益見通しは維持した。

第1・四半期は純利益が17億2000万ドル(1株当たり6.08ドル)と、前年同期の17億ドル(同5.99ドル)から増加。1株利益はアナリスト予想平均の5.80ドルを上回った。

売上高は9.2%増の156億5000万ドル。予想の150億8000万ドルを上回った。

宇宙航空部門の売上高は14%増の64億ドルだった。

ロッキードは新型ウイルス感染拡大による影響で宇宙航空部門に関連する供給網が阻害されているとし、このために売上高見通しを下方修正したと説明。

ただアナリストの間では、防衛産業には全般的に安定的なキャッシュフローがあるため、他の産業ほど大きく新型ウイルス感染拡大の影響は受けないとの見方が出ている。感染拡大初期の時点では防衛産業は「必須」産業とみなされ、製造活動が継続できていた。

バーティカル・リサーチのアナリスト、ロバート・スタラード氏は「ロッキードのような防衛企業は新型ウイルスに免疫を持っているわけではないが、他の産業と比べ、通年業績見通しへの影響はごくわずかにとどまっている」と述べた。

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