トランプ大統領と生産的な協議、新型コロナ対応で＝ＮＹ州知事

米ニューヨーク州のクオモ知事は２１日、新型コロナウイルス危機への対応を巡り、トランプ大統領と生産的な協議を行ったとし、検査や州の予算の問題を中心に議論したと明らかにした。写真は３月３０日、ニューヨーク市マンハッタンで撮影（２０２０年　ロイター/Carlo Allegri）

［ワシントン　２１日　ロイター］ - 米ニューヨーク州のクオモ知事は２１日、新型コロナウイルス危機への対応を巡り、トランプ大統領と生産的な協議を行ったとし、検査や州の予算の問題を中心に議論したと明らかにした。

知事はホワイトハウスでトランプ氏と面会後、ＭＳＮＢＣのインタビューで「われわれには対処すべき大きな課題がある。あらゆることを脇に置いて対応する必要がある。（大統領との）会話は非常に実質的で生産的だった」と語った。

また、「協議の目的に焦点を当てた。私にとって重要な議題は検査だった」とし、「誰が何をするのか。どうやって規模を拡大するか」と疑問を投げかけた。「州への資金援助を求めて、誰かが立ち上がらなければならない」とも述べた。

クオモ知事は新型コロナ対応を巡りトランプ大統領と対立してきたが、２１日の協議については「率直でオープン」だったと述べた。協議の詳細には言及しなかった。

知事はまた、検査を拡充する必要性について詳細に議論するため、大統領との面会を求めたと述べ、「これは非常に大きな問題だ。ニューヨークのように経済再開がより厳しい州にとって重要なことだ」と指摘した。

さらに、検査の規模を１０倍に拡大する必要があるとし、連邦政府がどのように支援できるかや、十分な検査体制を整えるため州に何ができるかを議論する必要があるとの認識を示した。