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BHP、4─6月鉄鉱石生産は過去最高 新型コロナ巡るリスク警戒

ロイター / 2020年7月21日 13時37分

 7月21日、豪英資源大手・BHPグループが発表した第4・四半期(4─6月)の鉄鉱石生産は、前年比7%増加した。写真は2019年8月、オーストラリアのパース南部で撮影(2020年 ロイター/Melanie Burton)

[メルボルン 21日 ロイター] - 豪英資源大手・BHPグループ が21日発表した第4・四半期(4─6月)の鉄鉱石生産は、前年比7%増加した。ただ、新型コロナウイルス感染の再拡大が主要商品への需要の短期的な先行きに影を落としているとした。

同期の鉄鉱石生産は過去最大の6700万トンで、会社予想を達成した。2020年度全体は4%増の2億4800万トンだった。中国からの需要の強さを反映した。

西オーストラリア鉄鉱石部門(WAIO)の生産(100%ベース)は7600万トンで、前年同期の7100万トンから増えた。

鉱山各社は世界最大の金属消費国である中国における最近の企業活動の活発化が価格を下支えし、中国以外の地域の需要を巡る不透明感の影響を相殺すると期待している。

BHPは、2021年度に関し、新型コロナ感染第2波の状況や中国からの需要に与え得る影響が不透明であることから、全ての商品の生産見通しの幅を広げた。鉄鉱石生産見通しは2億4400万─2億5300万トンとした。WAIOのガイダンスは2億7600万─2億8600万トン。

ジェフリーズはリポートで「われわれは新型コロナ感染症による著しい混乱と需要低迷に基づくモデルで予測したため、BHPの第4・四半期の生産実績はわれわれの予想よりも強かった」とコメントした。

BHPは発表文で金融・財政支援を背景に中国国内の企業活動は改善しているものの、感染第2波が発生する可能性があるため、前向きな動きを維持するには大きなリスクがあるとの見方を改めて示した。

「米、インド、日本、欧州が中国よりも緩やかな回復軌道になる兆しがあり、中国以外の地域の落ち込みによる中国への悪影響を予測レンジ分析に踏まえた」とした。

競合するリオ・ティント は先週、2020年の鉄鉱石出荷の見通しを据え置くとともに、中国で需要が改善しているとして、これまでよりも強気の姿勢に転じた。[nL3N2EO14K]

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