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英家計心理、7月改善 雇用不安広がる=IHSマークイット

ロイター / 2020年7月21日 14時24分

 7月20日、IHSマークイットの調査によると、英家計心理は7月、長期平均をやや上回る水準まで改善した。写真はロンドンで6月撮影(2020年 ロイター/Hannah McKay)

[ロンドン 20日 ロイター] - IHSマークイットの調査によると、英家計心理は7月、長期平均をやや上回る水準まで改善した。4月には、新型コロナウイルス感染で8年半ぶりの低水準まで落ち込んでいた。

IHSマークイットの7月の英家計指数は41.5で、5月の40.7からは上昇した。ただ、感染拡大抑制のためロックダウン(都市封鎖)が行われる前の3月の水準は下回った。

IHSマークイットは、「一部地域で行われている段階的な再開は、7月の家計にとって支援要因となっている」と指摘した。家計所得と仕事に関しては、改善を示す数字が出ている。

ただ、900万人以上の雇用を対象に政府が実施している一時的な支援が終了する10月以降、年内に失業率が劇的に上昇するとみられている。

IHSマークイットのディレクター、ティム・ムーア氏は、「(そのため)多くの家計は、新型コロナ流行の初期に取り入れた慎重な支出習慣を継続しており、現在は可能な債務返済と貯蓄に焦点を合わせている」と述べた。

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