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ノバルティス、コロナで通期売上高予想引き下げ 第2四半期は減収減益

ロイター / 2020年7月21日 19時7分

 7月21日、スイスの製薬大手ノバルティスは、新型コロナウイルスのパンデミックによる混乱を理由に2020年売上高見通しを下方修正した。パリ近郊で4月22日撮影(2020年 ロイター/Charles Platiau)

[チューリヒ 21日 ロイター] - スイスの製薬大手ノバルティス は21日、新型コロナウイルスのパンデミックによる混乱を理由に2020年売上高見通しを下方修正した。第2・四半期(4─6月)は減収減益だった。

第2・四半期の純利益は4%減の19億ドル、売上高は1%減の113億5000万ドル。

ノバルティスは2020年売上高について、従来の1桁半ば─後半の増加率から1桁半ばの増加率に上限を引き下げた。

一方コア営業利益については、従来予想レンジの上限である10%台前半の伸びを予想。新型コロナ流行を受けた出張などの取り止めが経費削減につながった。

第2・四半期は、目や皮膚の治療薬が不振だった。加えて外出禁止など新型コロナ関連の規制で通院が控えられ、病院で処方される医薬品が打撃を受けた。

放射性医薬品「ルタセラ」の売上高は1億0500万ドルで、前年同期の1億0900万ドルを下回った。

乾癬・関節炎薬「コセンティクス」の売上高は12%増の9億4400万ドル。伸び率は前年の半分以下にとどまった。

眼疾患治療薬「ルセンティス」の売上高は25%減の4億0100万ドル。

ジェネリック医薬品部門サンドの売上高は9%減の21億6000万ドル。第1・四半期にみられた病院の購入ラッシュが一服した。

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