米ユナイテッド、第2四半期は調整後で26億ドルの赤字 87%減収
ロイター / 2020年7月22日 8時8分
7月21日、米ユナイテッド航空ホールディングスが発表した第2・四半期決算は調整後純損益が26億ドル(1株当たり9.31ドル)の赤字となった。写真は2019年12月、ニュージャージー州の空港で撮影(2020年 ロイター/Chris Helgren)
[シカゴ 21日 ロイター] - 米ユナイテッド航空ホールディングス
売上高は87%減の14億7500万ドル。リフィニティブがまとめたアナリストの予想平均は純損益が1株当たり9.02ドルの赤字、売上高は13億2100万ドルだった。
同社は旅行需要について、新型コロナの治療やワクチンが普及するまで抑制されるとの見通しを示した。
航空業界の回復時期が不透明なことから、投資家は各社の手元流動性や、状況が改善した際に需要を取り込めるかどうかに注目している。
ユナイテッドの手元資金は7月20日時点で152億ドル。同社は、9月末時点で手元資金が180億ドルに達するとの見通しを据え置いた。
また、第2・四半期は1日当たりの現金流出額が約4000万ドルだったが、第3・四半期は運航便の調整により、1日当たり約2500万ドルに抑えるとした。同社は需要減少を受け、運航便を2019年夏の約35%に削減する計画だ。
7月の座席利用率は、約45%を見込む。第2・四半期は30%強だった。
同社は新型コロナで打撃を受ける国際線へのエクスポージャーが他社と比べて大きいが、スコット・カービー最高経営責任者(CEO)は発表文書で、四半期の赤字と現金流出額について、大規模な路線ネットワークを持つ競合と比べて小幅との認識を示した。
同社の株価は引け後の時間外取引で横ばいとなっている。
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