米CDC、エアロゾル感染警告を撤回 「草案を誤掲載」
ロイター / 2020年9月22日 3時45分
米疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルスについて、空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介しても感染する恐れがあると警告した。アトランタのCDC本部で2014年9月撮影(2020年 ロイター/Tami Chappell)
[21日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は21日、ウェブサイトに18日に掲載した、新型コロナウイルスが空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介しても感染の恐れがあるとする警告を撤回した。文書の草案が誤って掲載されたとしている。
CDCは同文書で、エアロゾルは空気中を漂いながら6フィート(約1.8メートル)を超える距離を移動する可能性があると指摘。空気中に漂うウイルスの除去に屋内で空気清浄機の利用を推奨するとしていた。
CDCは「新型ウイルス感染症(COVID-19)を引き起こすSARS─CoV2の空気感染を巡る勧告について、現在見直しを行っている。見直しが終了した時点で発表する」とした。
CDCの現在のガイダンスは、 新型ウイルスは感染者がくしゃみや咳をした際に飛び散る飛沫で主に感染が拡大するというもの。新たなガイダンスを発表する時期に関するロイターの取材に対し、CDCからコメントは得られていない。
世界保健機関(WHO)もエアロゾル感染の可能性を締示す証拠が出始めているとの認識を示している。
WHOは21日、エアロゾル感染を巡る方針に変更はないと表明。緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は「新たな証拠は見られておらず、われわれの立場に変わりはない」と述べた。
その上で、WHOとしては引き続きコロナが主として飛沫を介して感染すると考えているが、換気が不十分な閉鎖空間ではエアロゾル感染が発生し得ると指摘。「証拠に基づき、さまざまな感染経路が存在すると考えられる」とした。
*内容を追加しました。
この記事に関連するニュース
-
新型コロナ 11週連続で感染者増 専門家が注意呼びかけ
チバテレ+プラス / 2024年7月25日 15時56分
-
ガザの下水からポリオウイルス、昨年エジプトで流行したウイルスに類似…感染状況の実態は不明
読売新聞 / 2024年7月24日 17時27分
-
米酪農場で鳥インフル感染拡大 「政府に反感」米国人の頑迷さが大流行の原因にも
産経ニュース / 2024年7月15日 13時0分
-
比上院、中国犯罪組織巡る疑惑でバンバン市長を調査 拘束警告も
ロイター / 2024年7月11日 14時35分
-
アングル:忍び寄る「ヒトからヒト」へ、科学者が恐れる鳥インフルの変異
ロイター / 2024年7月6日 8時6分
ランキング
-
1佐渡金山、世界遺産に登録決定 強制労働主張の韓国同意
共同通信 / 2024年7月27日 14時40分
-
2イスラエル軍が難民キャンプの学校を空爆、30人死亡「標的は指揮統制センター」…ガザ中部
読売新聞 / 2024年7月27日 20時53分
-
3K2で邦人男性2人滑落 安否不明、パキスタン
共同通信 / 2024年7月27日 23時38分
-
4パリ五輪開会式の五輪旗の掲揚で〝ミス〟 上下逆に「恥ずかしい瞬間生み出した」
産経ニュース / 2024年7月27日 14時45分
-
5世界遺産に「北京の中軸線」が選定 天安門事件の舞台「天安門広場」が含まれたことに賛否
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月27日 22時11分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)