欧米の物価上昇は一過性、恒久的な影響限定=ポルトガル中銀総裁
ロイター / 2021年6月21日 23時21分
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は21日、欧米の最近の物価上昇は一過性で恒久的な影響を及ぼす可能性は低いとし、そのためECBは2022年3月まで現行の資産買い入れプログラムを維持することが可能であり、流動性支援策は「少なくとも22年6月まで」実施される見込みとした(2021年 ロイター/Ralph Orlowski)
[リズボン 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は21日、欧米の最近の物価上昇は一過性で恒久的な影響を及ぼす可能性は低いとし、そのためECBは2022年3月まで現行の資産買い入れプログラムを維持することが可能であり、流動性支援策は「少なくとも22年6月まで」実施される見込みとした。
センテノ氏は「ユーロ圏、米国およびその他の地域におけるあらゆる分析は、インフレに関する現象が一過性なものであることを示している」と指摘。欧州のインフレはサプライチェーンの問題に加え、域内の一部の国における税の枠組み変更によって説明できるほか、「インフレ率に恒久的な影響があるという証拠は見られない」と述べた。
また「危機の進展に応じて、全ての(支援)措置を適応させなければならないことは明らかだが、20年に金融政策と協調して財政政策を実施できたのは幸運だった」と言及。欧州連合(EU)の柔軟な財政政策による恩恵は20─21年に続き22年も享受するだろうとし、「これらの政策に支えられて経済が実際に回復することを確信するための理想的な政策枠組みだ」との考えを示した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
112月末まで!今年の「ふるさと納税」注意したい点 定額減税の影響は? 申し込む前に要チェック
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 13時0分
-
2女川原発、営業運転を再開=福島第1と同型で初―東北電力
時事通信 / 2024年12月26日 18時46分
-
3なぜスターバックスの「急激な拡大」は失敗に終わったのか…成長を一直線に目指した企業の末路
プレジデントオンライン / 2024年12月26日 15時15分
-
4昭和的「日本企業」は人事改革で解体される? 若手社員への配慮と、シニアの活性化が注目される背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月26日 5時55分
-
5焦点:日産との統合、ホンダから漏れる本音 幾重のハードル
ロイター / 2024年12月26日 14時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください