ロ軍がキーウにミサイル攻撃、住宅や工業施設に損害＝市長

　３月２１日未明、ロシアが、ウクライナの首都キーウ（キエフ）にミサイル攻撃を実施し、８人が負傷、集合住宅や工業施設に損害が出たと、クリチコ市長が明らかにした。写真はロシアのミサイルで損傷したキーウの建物。同日撮影（２０２４年　ロイター/Alina Smutko）

[キーウ（キエフ） ２１日 ロイター] - ロシアが２１日未明、ウクライナの首都キーウ（キエフ）にミサイル攻撃を実施し、８人が負傷、集合住宅や工業施設に損害が出たと、クリチコ市長が明らかにした。

ロシア軍がキーウに大規模攻撃を行うのは数週間ぶり。

クリチコ氏は通信アプリ「テレグラム」への投稿で、防空部隊がミサイルを撃墜し、その破片が市内の複数カ所に落下、集合住宅や工業施設、幼稚園に直撃したと述べた。火事も発生し、救急隊員が現場に駆け付け消火活動を行っているとした。

ウクライナ空軍のオレシチュク司令官は、防空システムでロシア軍がキーウに発射したミサイル３１発全てを撃ち落としたと表明。このうち２発が弾道ミサイルで、２９発は巡航ミサイルだったとした。