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中国は大気汚染対策を継続、2020年改善目標を確実に達成=首相

ロイター / 2020年5月22日 15時28分

 5月22日、中国の李克強首相は開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で行った政治活動報告で、大気汚染対策を継続し、2020年の改善目標を確実に達成すると発表した。写真は北京で22日撮影(2020年 ロイター/CARLOS GARCIA RAWLINS)

[北京 22日 ロイター] - 中国の李克強首相は22日開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で行った政治活動報告で、大気汚染対策を継続し、2020年の改善目標を確実に達成すると発表した。

国内で温暖化ガスの排出量取引制度(ETS)導入を一段と進めると表明。鉄鋼業界で温暖化ガス排出量を低く抑える取り組みを強化するとともに、鉄鋼業界の再編を推進すると述べた。

中国の環境保護当局は今月、新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けた規制措置により工場が一時閉鎖されるなどしたことから、第1・四半期に大気環境は大幅に改善したと述べていた。ただ、その後経済活動が再開され、4月には昨年12月以来初めて大気の汚染状況が悪化した。

中国国家発展改革委員会(発改委、NDRC)は、北部地域の暖房を、石炭からより汚染の少ないガスまたは電力に切り替えるほか、より多くの製鉄所に超低排出量基準を課す方針を示した。

ただ、新型コロナウイルス感染拡大は、総エネルギー消費よりも経済成長に与える影響のほうが大きいとみられ、今年の目標達成は容易ではないという。

中国は2019年のエネルギー効率目標を達成できなかった。政府は景気回復を図るため、よりエネルギー集約的なプロジェクトを優先させる方向で、専門家は2020年の目標達成も危ぶんでいる。

一方、発改委は、火力発電所の排出規制を強化し、「積極的ながら慎重に」水力および原子力発電を推進していく方針。

*内容を追加しました。

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