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米国が対ロ医療支援物資を空輸、第1便が到着

ロイター / 2020年5月22日 11時58分

 5月22日、医療支援物資を積み米国を飛び立った空軍機の第1便が21日、ロシアに到着した。新型コロナウイルス感染の拡大により死者が増加しているロシアを支援するため、米国で生産された人工呼吸器50台などが積まれている。写真はモスクワで19日撮影(2020年 ロイター/Maxim Shemetov)

[モスクワ 21日 ロイター] - 医療支援物資を積み米国を飛び立った空軍機の第1便が21日、ロシアに到着した。新型コロナウイルス感染の拡大により死者が増加しているロシアを支援するため、米国で生産された人工呼吸器50台などが積まれている。

ロシアの感染者数は米国に次いで世界で2番目に多く、21日に確認された感染者は8849人、累計では31万7554人となった。死者は過去24時間に127人増え、累計で3000人を突破した。

しかし、この死者数は他の欧州諸国に比べてはるかに低く、ロシアが採用している死者数の算定方法を巡って議論が起きている。

ロシアは感染者数が多い理由として、780万人超に上る大規模な検査を実施したことを挙げ、無症状者が多数いるとしている。

当局者らは、ここ数日は1日当たりの感染者数の増加幅が縮小し、感染拡大ペースが鈍化する兆候があるとの見方を示している。

ジョン・サリバン米国大使は、今回を皮切りとする米国からの人道支援は総額560万ドル規模で、来週には新たに150台の人工呼吸器が到着すると述べた。

ロシアも米国に医療支援物資を送っている。

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