抗マラリア薬のコロナ治療利用、死亡リスク増と関連か=医学誌
ロイター / 2020年5月23日 0時33分
5月22日、医学誌ランセットは、トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染症治療に有望として推奨している抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」について、患者の死亡リスク増大と関連があるという研究報告書を発表したことが分かった。写真は4月23日、ブラジルの病院でヒドロキシクロロキン錠を手にもつ看護師(2020年 ロイター/Diego Vara)
[22日 ロイター] - 医学誌ランセットは、トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染症治療に有望として推奨している抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」について、患者の死亡リスク増大と関連があるという研究報告書を発表した。
研究は入院中の新型コロナ患者9万6000人超のデータを検証。ヒドロキシクロロキンもしくは「クロロキン」の治療を受けた患者は抗マラリア薬を投与されなかった患者に比べ、死亡リスクが高いことが分かった。
ランセットは、抗マラリア薬投与による恩恵は確認できなかたっとし、安全性と有効性を示す臨床試験結果が得られるまで、抗マラリア薬を新型コロナ治療で使用することは避けるべきとの見方を示した。
トランプ大統領は今週、新型コロナ感染への予防薬としてヒドロキシクロロキンを服用していると明らかにした。しかし、米食品医薬品局(FDA)は副作用を警告しているほか、有効性も疑問視されている。
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