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領空開放条約違反は「米側」、ロシア次官が証拠提示を確約

ロイター / 2020年5月23日 2時46分

5月22日、ロシアは批准国が非武装の航空機で相互に査察できる領空開放(オープンスカイ)条約をロシアが繰り返し違反したとの米国の主張を否定し、条約を順守していないのは米国側だと主張した。写真は2019年11月、モスクワで記者会見するロシアのリャブコフ外務次官(2020年 ロイター/Maxim Shemetov)

[モスクワ 22日 ロイター] - ロシアは22日、批准国が非武装の航空機で相互に査察できる領空開放(オープンスカイ)条約をロシアが繰り返し違反したとの米国の主張を否定し、条約を順守していないのは米国側だと主張した。

米国は21日、ロシアによる度重なる条約違反を理由に、領空開放条約から離脱すると発表した。

これに対し、ロシアのリャブコフ外務次官は、米政府は主張を裏付ける事実を示していないと指摘。米国には「目に余る」条約違反があり、その詳細な証拠を他の批准国に提示すると確約した。

また米国の領空開放条約からの離脱は、2019年8月の中距離核戦力(INF)廃棄条約離脱に酷似しているとし、「国際的な安全保障構造の解体を目指す米国の新たな狙いだ」という見方を示した。

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