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中国証監会、米当局に不正取り締まりで連携強化を提案=財新

ロイター / 2020年6月22日 13時14分

 6月22日、中国証券監督管理委員会(証監会)の易会満主席は、米国の当局に不正の取り締まりでの連携強化を提案したと明らかにし、米国側がこれを政治問題化しないことを望むと述べた。写真は証監会の建物。北京で2016年1月撮影(2020年 ロイター/Jason Lee)

[上海 22日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(証監会)の易会満主席は、米国の当局に不正の取り締まりでの連携強化を提案したと明らかにし、米国側がこれを政治問題化しないことを望むと述べた。中国経済誌の財新が報じた。

易主席はインタビューで、財務書類の点検が米中協力の柱になるとし、「さらに重要なことには、規制当局同士が適切な対話と連携を通じて高度な信頼関係を築き、それに基づき、国境を越えた証券不正に対する法執行の仕組みを共同で作る必要がある」と述べた。

米中関係は貿易や新型コロナウイルス、香港問題を巡り緊張が高まっている。これに加え、トランプ政権は、米ナスダック上場の中国のコーヒーチェーン、ラッキンコーヒー が売上高の水増しを認めたのを受け、一部の中国企業の米上場を制限する意向を示している。

易主席によると、証監会は監査法人を監督する米上場企業会計監査委員会(PCAOB)に対し、自国以外で上場している企業の調査でどのように協力できるかについて協議する用意があると伝え、複数回にわたり明確な案を示した。ただ、PCAOBから前向きな回答はないという。

「現在の政治情勢下ではPCAOBには何らかの圧力がかかっているかもしれない。PCAOBとの協議はいつでも歓迎する」とした。

PCAOBがいまだに中国国内の監査状況の点検をできないとの米国側の批判について、易主席は、外国の規制当局への書類提出を中国政府が禁じたことは一度もないが、中国の法の下では、このような情報は規制当局間で内々に交換すべきだとの認識を示した。

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