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台湾製の新型ジェット練習機が試験飛行、防衛産業強化の一環

ロイター / 2020年6月22日 14時10分

<description role="descRole:caption"> 6月22日、台湾の蔡英文総統は、台湾で設計・生産された最新鋭ジェット練習機の初の公開試験飛行を視察した。写真は練習機の前で写真撮影をする蔡総統ら。台中で撮影(2020年 ロイター/Ann Wang) </description>

[台中(台湾) 22日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は22日、台湾で設計・生産された最新鋭ジェット練習機の初の公開試験飛行を視察した。

台湾軍は主に米国製の防衛装備品を採用しているが、中国が軍の近代化を強化する中、蔡総統は台湾の防衛産業発展を優先課題に掲げてきた。

台湾の漢翔航空工業が686億台湾ドル(23億2000万米ドル)をかけて開発した新型機「AT─5ブレーブ・イーグル」は、台湾製ジェット機としては30年以上前に導入された戦闘機「F─CK─1」以来。

蔡総統は台中の空軍基地で新型機について、技術力の欠如を理由に台湾は海外から防衛装備品を調達すべきとする否定的な見方が誤りであることを証明したと強調。「新型練習機は2000人の雇用機会を生んだだけでなく、航空宇宙産業における新世代の有能な人材を育むことにつながる」と述べた。

AT─5は武器の搭載が可能。台湾空軍は2026年までにAT─5を66機導入し、老朽化しつつある「AT─3」や「F─5」と入れ替える。

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