米原油輸出、年末にかけて低迷の見通し 産油量減少など影響
ロイター / 2020年10月22日 10時50分
[ニューヨーク 21日 ロイター] - トレーダーやアナリストによると、米原油輸出は年末にかけて低迷する見通しだ。国内産油量が減少していることや、国際原油価格に対する米原油の割安感が薄らいでいることが背景にある。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米国内の原油需要は前年比で約13%減少しており、多くの石油会社にとって輸出が重要な収入源になっている。
米国は日量300万バレル以上の原油を輸出してきたが、国内産油量は2019年のピーク(日量約1300万バレル)水準への回復は見込まれず、輸出の足かせとなる可能性がある。
米エネルギー省の週間統計によると、原油輸出は10月に入って約1年ぶりの低水準の日量210万バレル前後に減少した後、先週は若干増加した。アナリストは輸出減少の要因として、生産ペースの鈍化や、国際原油価格の指標である北海ブレントに対する米原油の割安感後退を挙げている。
北海ブレント先物と米原油先物の価格差は5月以降、3ドルを下回る状況が続いている。みずほ(ニューヨーク)のエネルギー先物責任者、ボブ・ヨーガー氏によると、米原油輸出はこの価格差が10ドルを超えると急増し、6ドルを下回ると減少する傾向にある。
通常は需要が減少すると、それに応じて価格も調整される。しかし、米産油量はシェール生産の減少や複数のハリケーン襲来などの影響を受けており、現在およそ日量990万バレルと、年初のペースから鈍化している。生産が減少すれば、米原油価格が下落する可能性も低下する。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1迫る拘束令状執行、韓国大統領公邸前で反対デモ 道路に横たわる支持者ら数十人を強制排除
産経ニュース / 2025年1月2日 21時2分
-
2ユン大統領の拘束令状 「早ければきょうにも」韓国メディア報じる 支持者と捜査員が衝突する可能性も
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月2日 17時4分
-
3ロシア、ウクライナに「もし勝利」でも大損失が確実 地政学・軍事・経済の全てで〝赤字〟
産経ニュース / 2025年1月2日 15時0分
-
4タイで迷惑行為、邦人に罰金 小型熱気球、SNSで非難拡散
共同通信 / 2025年1月2日 20時50分
-
5石破総理が訪中に意欲 中国政府「建設的かつ安定的日中関係を」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月2日 18時6分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください