22日の日経平均は反落、円高が重し
ロイター / 2020年10月22日 15時40分
日経平均は反落した。前日の米国株式相場の下落を受けて朝方から幅広い業種で売りが先行、後場には一時200円を超えるマイナスとなった。写真は証券会社の株価ボード前を行き交う人々。2016年3月2日に東京都内で撮影。(2020年 ロイター/Thomas Peter)
[東京 22日 ロイター] -
日経平均<.N225>
終値 23474.27 -165.19
寄り付き 23525.59
安値/高値 23,436.17─23,555.78
TOPIX<.TOPX>
終値 1619.79 -17.81
寄り付き 1627.92
安値/高値 1,617.26─1,628.27
東証出来高(万株) 86317
東証売買代金(億円) 17740.73
東京株式市場で日経平均は反落した。前日の米国株式相場の下落を受けて朝方から幅広い業種で売りが先行、後場には一時200円を超えるマイナスとなった。日銀によるETF買いが行われたとの思惑から下げ幅は縮小したが、前日に比べてドル/円相場がやや円高に振れていることも相場の重しとなった。ただ、企業決算発表などを控え様子見気分も強く、全体としては方向感に欠けた。
TOPIXは1.09%安で取引を終了。東証1部の売買代金は1兆7740億円と9営業日連続の2兆円割れとなった。東証33業種中、非鉄金属、ゴム製品、パルプ・紙以外の30業種は値下がり。空運業、医薬品、電気・ガス業などが値下がり率上位に入った。
市場からは「東証1部の売買代金は連日2兆円割れと薄商いが続き、方向感を欠く展開となっている。企業決算を月末に控え、様子見姿勢が強くなっているようだ」(野村証券 投資情報部投資情報二課・課長代理、神谷和男氏)との声が聞かれた。ドル/円が円高に振れていることも嫌気され、「このまま104円台が続くともう一段円高が進むリスクもはらみ、(日経平均は)為替相場が意識されやすい水準にある」(同)という。
個別銘柄では、ANAホールディングス<9202.T>がさえない。2021年3月期連結純損益が5000億円規模の最終赤字になる見通しと伝えられたことが材料視された。旅客需要の減少が続いていることから、日本航空<9201.T>も売られた。関連して、東日本旅客鉄道<9020.T>、西日本旅客鉄道<9021.T>も安かった。
東証1部の騰落数は、値上がり388銘柄に対し、値下がりが1730銘柄、変わらずが62銘柄だった。
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